2013-04-19

MyBatis と iBATIS の関係とか

ときどき疑問に思っている人がいるようなので。
大部分は下記ページの抜粋ですけど。
http://mybatis.org/about.html


MyBatis の前身である iBATIS プロジェクトは 2001 年にスタートしました。
当初は暗号化やセキュリティ関連のプロダクトをいくつかリリースしていたみたいです。

その後、2002 年に Clinton が発表した JPetStore 1.0 のプロジェクトの中で使われていた Persistent Layer (永続化層)が注目を浴び、やがて SQL Map と DAO フレームワークを含む iBATIS Database Layer として開発されることになります。


2004 年、Clinton は iBATIS の名称とコードの両方を Apache Software Foundation に寄付します。
iBATIS は Apache iBATIS となり、その後6年に渡って ASF を拠点として開発が続けられました。

2010 年、開発チームはより柔軟なプロジェクト運営を目指して ASF の傘下を離れることを決断します。
当時はメンバーではなかったので単なる推測ですが、ASF のプロジェクトはコミッターの採用やリリースプロセスの際にいろいろ手続きが必要だったりするので、その辺が原因だったのではないかと思います。
尚、拠点は Google Code に移りましたが、コードもチームメンバーも全て引き継いでいますので、Fork ではなく単なる「引越し」です。

で、このとき名称が iBATIS から MyBatis に変わる訳ですが、その理由は iBATIS という名称が ASF の所有物となっていて契約上使用することができなかったためです。

単純に考えると myBATIS とかになりそうなもんですが、確か「先頭だけ小文字の名称を選んだのは失敗だった」といったようなことを Clinton がどこかで書いていたのを見た記憶があります。
ちなみに "batis" という単語はある種の小鳥の属名にも使われているそうで、マスコットキャラクターに鳥が選ばれたのもこれが理由です。



まだ正式なアナウンスが出ていないと思いますが、コードのリポジトリとトラッカーは 2013 年 2 月から GitHub に移っています。

最後に、Apache iBATIS のドキュメントは
http://ibatis.apache.org/docs/
バイナリ(.jar)は Maven Central に残っています。
http://repo1.maven.org/maven2/com/ibatis/
http://repo1.maven.org/maven2/org/apache/ibatis/

0 件のコメント:

コメントを投稿