Bose QuietComfort 20i (QC20i) の感想

Bose の QC20i を買ったので、ランダムな感想を。
オーディオマニアではないしノイズキャンセリング機能も初めてなので、どちらかと言うとこれまで使っていた Bose の MIE for IP, MIE2i との比較です。

ノイズキャンセリング機能

シロウト丸出しの表現だと「魔法みたい」です。
どんな技術かという理論は知ってましたが、実際に使ってみると驚きます。
もちろん完全な静寂ではないですが、耳栓をしているような、水中にいるような感じ。
賑やかな場所で動画を見ながら昼飯を食ってますが、とても快適です。
ノイズキャンセリングをオフにしたときの周囲の喧騒に驚きますが。

また製品のコンセプトからはやや外れると思いますが、電車でも安らかに眠れそうです。

チップ

旧製品のチップは長時間装着しても全く痛くならないスグレモノでした。
個人的に耳栓タイプは耳が痛くなるので苦手ですが、QC20i のチップ（StayHere+）はあまり深く突っ込まないせいか比較的快適です。

Aware モード

元々周囲の音が聞こえるところが気に入って MIE for IP, MIE2i を使っていたので、QC20i の Aware モードには期待と不安が半々という感じでしたが、結論としては十分使えると思います。
Aware モードに切り替えた直後はマイクで拾ったような音に違和感がありますが、耳が慣れた後はだいたいの音は聞き取れます。
個人的には、電車で席に座って音楽を聞くときとか一人で昼飯を食いながら動画を見るときはノイズキャンセリングをオンにして、自分が動いているとき Aware モードにして使ってます。
ただ、元々あまり大きな音で音楽を聞かないので参考になるかどうかは分かりません。

ケーブル

旧製品（MIE for IP, MIE2i）は装着感も音もとても気に入っていたのですが、唯一ケーブル被覆の耐久性が低い点が不満でした。
どちらも同じ素材だと思いますが、摩擦係数が高いので引っかかりやすい上に柔らかいので２年弱の使用で裂けたり破れた箇所が多数ありました。

MIE2i の悲惨なケーブル

QC20i はゴツイノイズキャンセリングユニットが付いているためか、ケーブルもやや太くて被覆もかなり硬くなっていて、旧製品のようなフニャフニャした感じはないです。
特に負荷がかかりそうなユニットの両端とプラグ接続部分はしっかり補強してあるように見えます。
もちろん実際の耐久性はしばらく使ってみないと分かりませんが、今までの製品と比べると大分安心感があります。
ちなみに、ノイズキャンセリングユニットはぶらぶらさせているとケーブルが傷みそうなので、iPhone を持つときは iPhone の背面に添わせて持ってます。

充電ケーブル

付属の充電用 USB ケーブルは 15cm 程度ですが、一般的な micro-B 端子なので他のケーブルでも代用可能です。

サウンド

MIE2i と聞き比べてみると、低音が少し控えめになっていて、より奥行きがあるように感じます。
そんなに上等な耳ではないので十分満足です。

まとめ

旧製品で気になっていたケーブル被覆も改善されていて、チップの装着感も悪くないです。
クソ高いので是非買ってみろとは言いづらいですが、満足感は高いと思います。